2016年下半期ベストアルバム

 前回の『2016年上半期ベストアルバム』発表以降も、自分の気の向くまま思いの向くままフラフラとマイペースに音楽を聴いていました。それを何かしらのカタチに残したく、上半期ベスト発表後の"6/13〜現在までの期間に発表されたアルバム"の中から、これは好きだ…と感じて何度も聴いた作品を『2016年下半期ベストアルバム』と銘打って50枚ランキング形式で選出しました。

このベストは"人に薦めたい思い"というよりは"音楽を聴きながら毎日を過ごした自分の記憶/記録"みたいな感覚で書き綴っていて、極個人的な日記のようなものです。2016年の初夏から冬にかけて、僕はこんな音楽たちに心を奪われました。ごゆるりとどうぞ。

 

 

 

 

50  Title Tracks  -  Long Dream

 

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聴けば誰しも気にいる(であろうと信じている)小細工なしのストレートで良曲揃いの素敵なパワーポップ。音楽愛をこれでもかとたっぷり注いでいるのに脂っこくなくスッキリしているので疲れた気持ちをリセットしたい時なんかに最適かも。「元Q and not Uの〜」とかいう枕詞なんてそろそろ必要ないと思う。(Q and not Uは最高のバンドだったけれど)

 

 

49  Shield Patterns  -  Mirror Breathing

 

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深い霧に包まれたように音像が薄っすらボヤけたダビーでアンビエントでクラシカルなサウンドがドープなマンチェスターのエクスペリメンタルデュオ新作。静謐で消え入りそうなClaire Brentnall嬢のボーカルも神秘的な雰囲気を演出していて素晴らしい。CD/レコード棚に並べるならポーティスヘッドやマッシヴアタックの隣。

 

 

48  Pixies  -  Head Carrier

 

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かなり賛否両論分かれた(どちらかというと否が多いような気がする)ピクシーズの新作、自分は割と好き。要するにフランク・ブラックは新メンバーのパズ・レンチャンティンにたくさん歌って欲しいからこのアルバム作ったんでしょ?ってなくらいパズの魅力満載。全盛期の狂気や野獣の雄叫びは身を潜めた感じあるけどそれでもやっぱり隠しきれないピクシーズらしさに魅力を感じる。

 

 

47  Róisín Murphy  -  Take Her Up to Monto

 

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キラキラとドリーミーでありつつも全体的にクールな雰囲気がイカしてるRóisín嬢の新作。Molokoから数えると相当なキャリアなのにいまだにキュートで新鮮味溢れる作品を届けてくれるのはリスナーとしては嬉しいかぎり。お家でゆっくり聴くのにちょうど良いエレクトロミュージック。「Lip Service」のスウィート&エレガンスなラウンジ風味ポップスすごい好き。

 

 

46  Fernando Allendes  -  Contra la Muerte (feat. Cuarteto Surkos,Gonzalo Allendes,Gonzalo Gómez & Juan Pablo Jaramillo)

 

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優雅さと不穏な美しさが実によい塩梅に混ざり合ったクラシカル&ポップなジャズアルバム。「隣近所の奥様を誘って午後のティータイムに出しても恥ずかしくない」くらい室内楽正統派なくせして「これ聴きながらお茶したら絶対険悪な雰囲気になるでしょ」ってくらいアバンギャルド本格派。

 

 

45  Lorenzo Senni  -  Persona

 

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昔懐かし実用的レイヴサウンドと室内聴きに最適なIDM風味を悪趣味寸前のところで絶妙にミックスさせアート方向にシフトさせるイタリアのミニマルトランス代表選手まさかのWarp移籍作。先鋭的なアーティストであれば何でもオッケーって感じな「ガンガンいこうぜ」スタイルでリリースを続ける老舗Warpのスタンス良いと思うから来年以降もブッちぎり続けて欲しい。

 

 

44  Suzuki Junzo  -  If I Die Before I Wake

 

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自由でアウトサイダーアートな雰囲気のフリージャズノイズインプロアルバムは時にクラウトに時にアンビエントに寄りつつちゃんと「聞き手を意識した音楽」していて良い。サーストン・ムーアが様々なレーベルからリリースしている一連の"ノイズともジャズともいえない実験的な作品群"に近い雰囲気が自分好み。

 

 

43  The Dillinger Escape Plan  -  Dissociation

 

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帝王デリンジャーエスケイププランの6枚目にしてラストアルバム。激烈さは初期から比べるとだいぶ落ち着いたように感じる(慣れただけ?)けど、今作のあまりにも混沌とした音は人間の理解できる範疇を超え笑っちゃうしもはや誰にも止める事が出来ない狂いっぷり。これで解散とか嘘でしょ?

 

 

42  The Dear Hunter  -  Act Ⅴ : Hymns with the Devil in Confessional

 

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エモいメロディーと壮大な世界観。まるで演劇を鑑賞しているかのような芝居掛かった展開に心踊る世にも珍しき歌謡プログレエモオペラ。全編聞き流す余裕がないほど展開が目まぐるしく変わるごちゃまぜチャンポンなエンタメアートロック満漢全席74分凝縮コース。

 

 

41  Madeleine Peyroux  -  Secular Hymns

 

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今に始まった事ではないがマデリン・ペルーはとにかく選曲のセンス+原曲をリスペクトして彼女流いぶし銀ポップスに昇華させるセンスが抜群に良い。全ての音が心地よく響き優しく包み込む、酸いも甘いも噛み分けた大人の為の"ビターな人生のパートナー"みたいなアルバム。

 

 

40  Eguana  -  The Last Dragon

 

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さあ人生ドロップアウト!うっかりハマってしまったが最後、"こちら"の世界に戻ってこれない恐れアリのアンビエント/ドローン/トランス/ニューエイジ。サイケ&ダークファンタジーなスモーキーチルサウンドは用法用量を守って正しくお使いください…。

 

 

39  Sticky Fingers  -  Westway (The Glitter & The Slums)

 

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めちゃくちゃポップでほんのりブルージーでソフトにサイケ、砂ぼこり舞う土臭い匂いがプンプンするオーストラリア産レゲエ+フュージョン+インディロックバンド新作。本国ではBon Iver新作を抑えてチャート1位取ったって話マジ!?!?野外でビール飲みながらライブみたら最高に気持ち良さそうだからフジロックのフィールドオブヘヴンとかに呼んでほしい。

 

 

38  Dinosaur Jr.  -  Give a Glimpse of What Yer Not

 

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正直自分は再結成後のダイナソーにあまり興味を持てなかったのだが、今年の夏幕張メッセにて未だ現役感バリバリで最高なダイナソーのライブを生涯初体験して考えが変わった。J・マスシスが着ているMISHKAも見慣れれば可愛い(てかMISHKA着用前のマスシスの姿が思い浮かばないくらい定着してる感ある)。さてさて新作アルバムの方はといえば一聴してわかる安定のダイナソークオリティ。「Knocked Around」の後半部分が好き。

 

 

37  DJ CAMGIRL  -  Problems

 

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人前ではあまり口に出せない(そんな機会もないが…)某X◯ideosの検索タグみたいなDJネームはさておき、カロリー高めなハイエナジー高速アシッドエレクトロサウンドはドラムンもドリルンもブレイクビーツもガバすらも飲み込んだ暴れっぷりのキュートなミュータント音楽。

 

 

36  Oslo 14 Vokalensemble  -  Improvisasjon Komposisjon

 

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個人的には2016年最大の収穫! 声の多重合奏のみによるアヴァンギャルドセッション!声を追求した他のアーティスト(Areaのデメトリオ・ストラトスのソロとかTzadikからリリースしてるマイク・パットンのソロとか…)よりも"音楽"っぽさを感じるのは「To and Fro」の果てしない美しさのおかげかも。

 

 

35  Akasha System  -  Vague Response

 

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ダンスミュージックのノンビート化が進む中、ポートランドのAkasha Systemは安定&安心の4つ打ちで昔ながらのクラブミュージックファンも一安心。満天の星空の下野外で踊りたくなるようなキラキラしていてドリーミーなスペーシーハウス。何気に何回聴いても飽きないスルメ盤

 

 

34  Myrkur  -  Mausoleum

 

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デンマーク孤高の女性ソロブラックメタラーのライブ盤は神秘的なジャケも相まって異教のミサに迷い込んだかのよう。スピーカーの前にいてもその神聖かつ異端な聖歌の響きに陶酔できるんだから現場で聴いてたらさぞブッとんだに違いない。

 

 

33  Juliana Perdigão  -  Ó

 

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聴いててすごく安心できる肝っ玉母さん的な歌声と、豪快かつ優雅なMPBを奏でるブラジル新世代。「オルタナティブであること」と「ブラジル音楽らしくあること」がいい感じに混ざりあい溶け合って産まれた一筋縄ではいかない素敵なストレンジポップソング集。

 

 

32  Bon Iver  -  22, A Million

 

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待望の新作を聴いた一番最初の正直な感想は「ちょっと凄すぎてよくわからない…」だった。自分が評価された場所から勇気ある一歩を踏み出し進化を遂げたジャスティン・ヴァーノンの新しい世界には戸惑いと驚きと感動が詰まっている。あまりに美しくあまりに深淵すぎてまだまだ理解できない事だらけだしうまくコメントできないけど、この先ゆっくり付き合っていきたい。僕にとってはそんなアルバム。

 

 

31  Fvnerals  -  Wounds

 

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仄暗い地下室で繰り広げる秘密の儀式をつい好奇心で覗き見てしまったが故にすっかりその魔術の虜になってしまった。ダークゴシックで催眠術的なサウンドが這いずり回るグラスゴーのドゥーム/ゴスバンド。良い子は耳を塞げ、これは闇の音楽だ。

 

 

30  Mndsgn  -  Body Wash

 

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深夜帯はメロウなビートミュージックを聴きながらインターネットのお時間。優しいメロディー+AORライクでレトロフューチャー感漂うサウンドデザイン+ゆるいヒップホップビート=聴き入っても聴き流しても気持ちいいStones Throwからリリースのマインドデザイン2nd。これ聴きながら『きまぐれオレンジ☆ロード』とか読んでた2016秋。

 

 

29  Lambchop  -  Flotus

 

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ちょっとぐらいの変化なんてものともしないラムチョップ流白昼夢サウンド健在。ヴォコーダーの使用や電子音楽に接近したことにより一層非現実感が高まってフワフワ。もはやオルタナカントリーなんて枠に収まりきらない鉄壁の幻想音楽。CD棚に設けてある"ラムチョップコーナー"にまた1枚宝物が増えた(10枚組BOXが非常に邪魔ではあるが…)。

 

 

28  Fernando Temporão  -  Paraíso

 

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たとえば僕はマリーザ・モンチが心底好きだ。カルトーラが、ノエール・ローザが、ジョビンが好きだ。偉大なるブラジル音楽の先人たちが築き引き継いできた最良の部分をしっかり受け止めつつ自分なりのインディーロックに昇華させるフェルナンド・テンポラォンが好きだ。美しくて軽やかな感じ、多分ずっと好きだ。

 

 

27  BOYO  -  Control

 

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とろけるくらい甘美&耽美で青臭いうえにノスタルジーを感じさせるメロディーがもうホントたまらない極上サイケデリア。輪郭がボヤけるくらいとろっとろになるまで煮込んだBOYO特製ドリーミーロックを熱いうちにどうぞ召し上がれ。

 

 

26  LVL UP  -  Return to Love

 

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懐かしきインディーロック黄金時代の音楽が好きな人たちが、その匂いをたよりにLVL UPの新譜に惹きつけられていくのは当然だしもはや本能なんだと思う。インディR&B/ヒップホップ全盛の時代に、1mmもブレることなくおいしいとこちゃっかり持ってっちゃうSUB POPホント好き。

 

 

25  American Football  -  American Football

 

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秋風に乗って17年ぶりに届けられた奇跡のセカンドアルバム…ああなんて穏やかなんだろう。キンセラとしては毎年様々なバンド/プロジェクトで何かしらのアクションがあるし、再結成だって一時的なものだと考えてたし、そもそも2ndがリリースされるなんて夢にも思わなかったし、発表されたアルバムが予想より何倍も素晴らしいものだったしで嬉しさは倍の倍の倍。Owenの新作と甲乙つけ難いけど自分はこっち。秋の日のドライブ定番アルバム。

 

 

24  Lakuta  -  Brothers & Sisters

 

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一度再生ボタンを押したが最後エンドレスダンス天国行き確実なアフロビート+ソウルなナンバーの数々!著名アーティスト達がベタ褒めするのも納得な逸材。フェラ・クティの蒔いたタネは世代を超えてソウルと結合しLakutaを産んだ。

 

 

23  Bob Weir  -  Blue Mountain

 

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自分的に2016年は"レジェンド達が軒並み素晴らしいアルバムをリリースした年"と記憶されるだろう(ランキング外になったがレナード・コーエンの遺作やジェフ・ベックの新作もかなり素晴らしかった)。オリジナルデッドが奏でる美しきノスタルジー。聴き入るうちにいつしか自分もボブウェアの記憶の景色の中へ…。

 

 

22  Nadja  -  The Stone Is Not Hit by the Sun, Nor Carved with a Knife

 

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 繰り返される重苦しくも美しい轟音が大地を揺さぶる…ポストメタルを深化させ続け、もはやベテランの域に入ったNadjaの新作は最高にドゥームで最高にドローンな重圧音楽の理想郷。34分間ヘヴィな音の渦に飲み込まれ恍惚状態が続く「The Knife」は圧巻。

 

 

21  Klô Pelgag  -  L’étoile thoracique

 

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ジャケの良さにも定評があるカナダ産アヴァンフレンチポップ。複雑怪奇なキュート&ポップサウンドは病的にこだわってそうでケイト・ブッシュを思わせたり。天然なようにみえてものすごく計算高い、少女のようで大人、無垢とずる賢さが背中合わせなモダンクラシカルポップ。

 

 

20  Going Under Ground  -  Out of Blue

 

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アルバムタイトルから一曲一曲の曲名まで全編どこを切り取っても気恥ずかしくなるくらいの「青春時代感」に包まれたゴーイングアンダーグラウンドの新作はとにかくアルバム全部良曲な"成熟した切なさ炸裂"バンドサウンドでものすごく郷愁に誘われる。今までまったく通ってこなかった(むしろ積極的に避けてた)バンドだったのにこんな良作出されたんじゃ敵わねぇな、って感じで無条件降伏の白旗を揚げた。

 

 

19  OGRE YOU ASSHOLE  -  ハンドルを放す前に 

 

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もはや作品毎ではなく1つのライブ毎に未知の階段を一歩また一歩登り進化していっているオウガの新作。悟ったかのように音を断捨離し低音を強調、ドープさは以前と比べ物にならないほど。オウガの主戦場は音源じゃなくて絶対ライブなのでこれが現場でどう化けるんだろうと想像するともうなんか怖いくらい。

 

 

18  落差草原 WWWW  -  霧海

 

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ダークでポストパンク的&アジアっぽいトライバルビート&マントラのようなボーカル&ドローンの如く地を這い、螺旋階段を登り続けるが如く繰り返されるミニマルサウンドで究極にトバされ続ける台湾産ディープサイケ。ヤバいアーティスト達を続々とリリースするGuruguru Brainというレーベル、来年も要注目していきたい。

 

 

17  Daniel Lanois  -  Goodbye to Language

 

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ペダルスティールギターの極上の響きが波間に漂うような浮遊感を味わわせ聴く者を優しさで包むラノワ流絶品アンビエント。数多くの名盤を手がけたプロ中のプロだけが知る悦楽のツボを出し惜しむ事なく解放、安眠効果もバツグン。ちなみにラノワプロデュース作品で一番よく聴いたのはディランの『On Mercy』。

 

 

16  Ulcerate  -  Shrines of Paralysis 

 

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世界中のエクストリーム音楽ファンが待ち望んだ(多分)ニュージーランドデスメタルバンド新作。とにかくドラムの「ドドドドドドドド」っぷりがカッコよい。全てを破壊し地獄の業火で焼き尽くすカオティックサウンドに拍手喝采!!ドドドドドドドド!!!

 

 

15  Noname  -  Telefone

 

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メロウでビター、サウンドの前面に出すぎないラップも素敵。ドリーミーな音とシリアスな歌詞、そして低体温なラップが絶妙なバランスを保っているマジカルヒップホップ。ほんのちょっとノスタルジックでほんのちょっとブルージー、そのほんのちょっとが丁度いい湯加減。 

 

 

14  Supersize Me  -  Slouching Towards Bethlehem

 

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まるで波の如く押し寄せる幻惑的な音の響きはあまりにも温かく心地よく、自我が溶けそうなほど。京都のドローンユニットの新作は恍惚のさらにその先へ誘うナチュラルトリップ水先案内人。音の快楽に溺れちゃお。

 

 

13  Norah Jones  -  Day Breaks

 

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数々の才能溢れる者たちが作り上げたJazzという偉大なジャンルをリスペクトし、かつノラ流ポップに書き換えた今作の音は優雅さと親しみやすさが合わさっていて沁みる。あまりにも偉大な1stから早幾年、ノラ・ジョーンズの新たなマスターピースを祝して今宵もレコードに針を落とす。

 

 

12  Nick Cave & The Bad Seeds  -  Skeleton Tree

 

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ザ・バースデイ・パーティーは大好きだけどそれ以降のニック・ケイヴは1枚も持ってないっていうめちゃくちゃ中途半端な自分でも今作の重苦しく静謐で美しい鎮魂歌に惹き込まれ魂が浄化してしまう。気を衒わずシンプルであるがゆえに美しさが際立つ、フジロック'98楽屋破壊犬顔おぢさんの歌声が心に染みる名盤。

 

 

11  Oval  -  Popp

 

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凄い人だ、という認識はあったけど好きかと聞かれれば答えに困るし、これまでOvalの音楽にハマった事なんて一度もなかったのに…今作のマーカス・ポップはヤバい。正体不明な音の断片がダンスミュージックらしきものに変化して襲いかかってくる。なんて刺激的!CDを聴き終えた瞬間上着を羽織りOval来日公演のチケットを買いにコンビニまで走ったのはホントの話。

 

 

10  寺尾紗穂  -  わたしの好きなわらべうた

 

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自分が意識していなかっただけで素晴らしい歌はこんなにも昔から身近にあったんだ、って事を改めて気付かせてくれる伝承歌カバーアルバム。ただただ元をなぞるだけではなく、原曲をリスペクトし更にイマジネーション豊かに膨らませた各曲のアレンジが感動的なまでに素晴らしい。そして何よりも寺尾紗穂の歌声がこれ以上なくグレート。

 

 

9  Machinedrum  -  Human Energy

 

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カラフルで繊細な音が時に跳ね上がり時に凪になり快楽中枢を刺激するトラヴィス・スチュアートの新作。お家でじっくり聴くも良し、音楽好きのお友達に、もしくは気になるあの娘にプレゼントするも良し、お世話になったあの人へ御中元・お歳暮にも良し。フロアで踊って尚良し。

 

 

8  John K. Samson  -  Winter Wheat

 

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まるで70年代のニール・ヤングのようだ、と思ったらバッチリ'74年作『渚にて』に影響を受けて制作されたらしい、カナダの新たな至宝から4年ぶりのお便り。ロードムービーの如く流れる景色に想いを馳せたくなる、現代人の疲れた心を癒す傑作フォークミュージック。それにしてもAndy ShaufといいANTIからのリリース作品絶好調すぎる。

 

 

7  Case/Lang/Veirs  -  Case/Lang/Veirs

 

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なんの前情報もなしにジャケだけで「おっ新しいプログレバンドかな?変なバンド名だな〜」みたいな軽いノリで聴いてみたらびっくり仰天。この3人で作ってんだからそりゃ良いのは至極当然な至高のインディフォーク。そしてよく考えたらこれもANTIリリース。来年はJapandroidsやティナリウェンも控えているし暫く無敵状態が続きそう。

 

 

6  Sad City  -  Shapes in Formation

 

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桃源郷行きの片道切符はグラスゴーの新鋭から届いた。回数だけなら今年一番聴いた極上サウンドスケープを響かせるディープアンビエントハウス。アルバム一枚通して聴くと身体の中がポカポカ&心がほっこりする効能を携えたエレクトロサイケデリック湯けむり音楽。

 

 

5  Mild High Club  -  Skiptracing

 

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 前作『Timeline』を買ったのが今年明けてすぐくらいで、そのメロウでソフトサイケなノスタルジックサウンドにぞっこんラブして部屋の一番目立つ場所に飾っている。70年代好き/最新インディー好き両方を虜にするレイドバックサマーバケイションポップ。これ聴きながら『ハートカクテル』とか読んでた2016晩夏。

 

 

4  Lee Fields & The Expressions  -  Special Night

 

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『このソウルがラブい!2016』大賞受賞!黒くてぶっといグルーヴが渦巻き、どこまでも甘く囁きかける極上のスウィートソウル&ファンクナンバー。"恋人同士の甘い夜"はもちろん一人孤独な夜も優しく照らす、この道一筋のレジェンドが懐の深さを見せつけた貫禄のアルバム。

 

 

3  Howe Gelb - Future Standards

 

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USインディーファンに愛される漢、その渋いしゃがれ声はまさに国宝級なGiant Sand=ハウ・ゲルブのソロアルバム。録音の響きから何から何までオールドタイムなピアノジャズナンバーは信じられない程暖かく美しく…。伝家の宝刀デザートロックも良いけどこの路線も大歓迎、是非ともレコードで再生したい1枚。きっと数年後も眠れぬ夜に聴いてるはず。

 

 

2  Okkervil River  -  Away

 

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05年に発売された『Black Sheep Boy』を当時中古レコ屋で偶然購入して以降ずっと好きで聴き続けている、テキサスの歌心オッカーヴィル・リバー待望の新作。力強くもしっとりと優しいインディーフォークは、美しくて切ない(そしてちょっと不気味な)ジャケットの印象も相まって夕暮れ時に1人でしんみりと物思いに耽りながら聴きたい。

 

 

1  Jeff Rosenstock  -  WORRY.

 

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最先端だったり、複雑だったり、斜に構えたり、そんな音楽を聴きたい気分の時もあるけど基本的にはいつもポップでロックでカッコいい音楽を聴いていたい。数多くの革新的な作品がリリースされた2016年、自分が下半期で一番気に入ったのはシンプルながらもメロディーが抜群で飽きがこないハッピーなパワーポップアルバムだった。

 

 

 

 以上が2016年下半期ベストアルバムです。

上半期/下半期ベストが出揃ったところで、今年の個人的な年間ベストアルバムを決めました。上半期と下半期で長々コメントまでつけてランキング付けしたので年間ベストは特別な1枚だけ選出することに。

もう何度聴いたことか…『たった1枚の年間ベスト』発表です。

 

 

 

2016年 年間ベストアルバム

 

Mutual Benefit  -  Skip a Sinking Stone

 

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2016年を代表するようなアルバムでもなく皆に好かれるような分かりやすいアルバムでもない。どちらかといえば地味、、、だけどこのアルバムを聴く以前と以後では明確に「普段好んで聴いてる音楽の種類」が変わってしまったくらい自分にとっては特別な存在だったMutual Benefitが今年の年間ベストアルバム。下半期ベストに穏やかな作品が数多くランクインしたのも『Skip a Sinking Stone』の穏やかムードが自分の心の中に広がり溶けていったからだったりして。メディアが評価しようがしまいが関係なし。自分にとってナンバーワンでオンリーワンだった素敵なドリームフォーク。

 

 

 

 

残念ながら選外になってしまったアルバムにも良いものはたくさんありましたし、それと同じくらい"自分に全く合わない"アルバムも沢山聴きましたが概ね楽しいリスナーライフを送れた一年だったと思います。個人的な事だと、今年はまさかまさかのブログ開設でベストを発表するという自分にとっては冒険の年でもありました(初投稿の時はホントに緊張したんよ…)。来年もこの場所でベストを発表出来れば、と思います。

ちなみに『サウンド・オブ・コンフュージョン』というブログ名は自分が心底愛してやまないSpacemen 3というバンドの1stアルバムタイトルから取ってます。そのSpacemen 3の中心人物の一人だったジェイソン・ピアース=スピリチュアライズドは2017年にリリースする作品がラストアルバムになるかもしれないと何かの記事で読みました。新たに産まれようとしている"終わりの音楽"に想いを馳せて、この記事を〆ようと思います。スピリチュアライズドの次のアルバムが最高でありますように!来年のベストに無事ランクインされますように!!ではまた!!!

2016年上半期ベストアルバム

2016年上半期の新譜で"僕のココロのトビラをノックした"50枚をちょっとしたコメントと共につらつら並べていこうと思います。お時間あればしばしお付き合いください。(youtubesoundcloud等のリンクは貼っておりません。あしからず…)

 
50  Raime / Tooth
 
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あまりにも印象的なジャケットの前作を中古レコ屋で偶然見つけてからその暗黒重低音の虜になっていたRaimeの2nd。闇堕ちしたMassive Attackのようなサウンドが不穏にカッコいい。
 
 
 
49  Ωracles / Bedroom Eyes
 
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飲み口爽やか清涼剤みたいなベルリンの現代っ子ソフトサイケデリアバンド。不快な音は全排除って感じでストレス皆無好感度急上昇。
 
 
 
48  Death in Vegas / Transmission
 
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ケネス・アンガーの実験映画名作と同名のアルバム以来久しぶりに(その間の作品は聴いていない)Death in Vegasを聴いた感想は"無"だった。右耳から左耳へ素通りしていくメタルチックなミニマル音楽…でもこのクセになりそな妙な余韻はなんだ!?その正体を確かめるべく我々調査隊はまた再生ボタンを押した…(そして"無と妙な余韻"のメビウスの輪の中へ)
 
 
 
47  Prurient / Unknown Rains
 
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美ダークで美インダストリアルなノイズ/ドローンがカッコいいPrurient新作。適度なボリュームなので気分転換ノイズ(そんなものはない)にピッタリ!駅弁みたいな包みがイカしてるフィジカルカセット欲しい…
 
 
 
46  Three Trapped Tigers / Silent Earthling
 
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これライブで見たら絶対最高なやつでしょ、って感じのUKインストバンドTTTの5年ぶり2ndフル。クールにツボを突きまくるリズムがたまらないエレクトロマスロック。
 
 
 
45  Del Sur / Eating in Bed
 
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めっちゃ夏が似合わなそうなインディナードが作る夏っぽい音大好きなんでDel Surのチル寄りなサーフロックは「夏(クーラーの効いた室内)」みたいな感じでサイコー。
 
 
 
44  Dessin Bizarre / Echo
 
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冬の終わりから春の始まりの間の"寒さと暖かさの境目"な空気感を纏わせた心地よいアンビエントアルバム。寝る前に、読書中に、静かなところで穏やかに。
 
 
 
43  Arms / Blackout
 
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血が沸騰する激烈マスコアバンド。初期The Dillinger Escape Planのよう。アルバム通して脇目も振らず一直線に突き抜けていく様は見事。
 
 
 
42  Snowball Ⅱ / ?
 
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ラウドなギターで夢見心地、とろけそうな程シューゲイズなSnowball Ⅱの1st。マジで検索しにくいバンド名とアルバムタイトルはご愛嬌。
 
 
 
41  M.Ward / More Rain
 
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「私もスミス好きよ」女子との活動も好きだけどやはりソロの方が断然良いM.Ward。Little Baby→I'm Going Higherの流れでいつもトロける。
 
 
 
40  Chance the Rapper / Coloring Book
 
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アルバム通してソウルフルかつメロウでゆるっと聴けるセンスの良さに思わず脱帽なChance the Rapperのミックステープ。3作目だからって""3""って付いてる帽子かぶるのなんか可愛いよね。
 
 
 
39  Big Thief / Mastarpiece
 
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Bright EyesCursiveでおなじみ、信頼と安心のサドルクリークからまた最高なバンドが。Neil Youngを思わせる"正しいUSロック"の匂い、憂いを帯びた女性ボーカル。良くないわけがない。
 
 
 
38  Nite Jewel / Liquid Cool
 
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不思議の国のNite Jewel第3部ついに開幕。ねっとり絡みつく怪しげでクールなエレクトロサウンドに三半規管を揺さぶられ、脳に直接響く彼女の声が快楽中枢を刺激してLiquid Cool中毒患者の出来上がり。
 
 
 
37  The Mercury Program / New Myths
 
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各楽器の音の鳴りがとにかく心地よいUSインストバンドの新EP。しっかりポストロックしつつもあくまで足取り軽やか風通しの良い流れにウットリ。全6曲ながら各曲がしっかり練られていてフルアルバム並みの満足度感!
 
 
 
36  Greys / Outer Heaven
 
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その年の"トレンド"とかそういうの関係なくバンドが一体となって突っ走るゴリゴリのオルタナロックはどんな時でもカッコいいと思っちゃう体質なもので✋🏻(それが今年はGreysだったってだけの話)
 
 
 
35  Frankie Cosmos / Next Thing + Fit Me In
 
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ユルユルなくせに短い1曲の中にしっかり引っかかる部分を作っちゃう、メディア絶賛も納得の1枚。「Too Dark」クセになりますねぇ。
 
 
 
34  Radiohead / A Moon Shaped Pool
 
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「Ture Love Waits」終わった後の虚無感に耐え切れずまた1曲目から再生してしまう"罠"にまんまと掛かっている…今のRadioheadが(万に一つの可能性もないと承知の上で)「Anyone Can Play Guitar」みたいな"分かりやすい"ロック曲をまた作ってくれたら信じられないくらいカッコいいと思うんだけどどうだろう。
 
 
 
33  A Giant Dog / Pile
 
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『ロックは勢い、でも曲の芯の部分はあくまでポップに』ってスローガンでも掲げてそうなハッピーなガレージロックンロール!とくにアルバム中盤の多彩な曲で畳み掛ける展開にノックアウト。品質保証ナンバー1のMergeからリリース。
 
 
 
32  Aluk Todolo / Voix
 
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疾走感溢れる轟音でトランス。フランス産のドローン+クラウトロックサウンドで聴覚がオーバーヒート法悦状態ガンギマリ機能搭載。
 
 
 
31  Niechęć / ︎Niechęć
 
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ポーランドオルタナティブジャズバンド︎のイカしたロックアルバム。
ジャズ好きもポストロック好きもオルタナ好きもみんな寄っといでってな具合の傑作。北欧ジャズシーンは今も昔も変わらずアツい。
 
 
 
30  Kim Brown / Wisdom Is a Dancer
 
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アルバム通してメロディアスな曲が淀みなく流れるベルリンのハウスディオ新作。フロアでもお部屋でも、快適空間をあなたに。
 
 
 
29  The Body / No One Deserves Happiness
 
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Full of Hellとの共演盤もなかなかだったThe Bodyの美しき異形の音楽。暗闇の中爆音で恍惚と、(人によっては)耳浄化作用抜群。
 
 
 
28  Spissy / Spissy
 
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爽やかなのにほろ苦いネオアコの舞が炸裂。先行曲「Her Heart」のアウトロにムーディーなサックス入れちゃうあたり背伸びしてるみたいで好き。
 
 
 
27  Suede / Night Thoughts
 
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Suedeの安定感はホント尋常じゃない。バンドの美意識が優雅に炸裂する実にSuedeらしいアルバム。ブレット・アンダーソンの声はいくつになっても艶やかですね。
 
 
 
26  James Blake / The Colour in Anything
 
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まさしくModern Soul…童貞顔から普通のイケメンに成長したJBの新作はあまりの深度に少し息苦しさを感じるほど。今年のフジロックが楽しみ。(Lee "Scratch" Perryと被ったらそっち見るけどな)
 
 
 
25  LSD and the Search for God / Heaven is a Place
 
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初期VerveのようなズブズブサイケなUSバンドの9年ぶりEP。全曲(どっかで聴いたことあるような)メロディも微妙にショボい感じも親しみがあってお気に入り。ぜひフルアルバムのリリースを!
 
 
 
24  $$$TAG$$$ / Crowd Surfing
 
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エジプトのTag Moneyによる硬派かつめちゃくちゃ踊れるスペーシー地下テクノの傑作。こういうのを真夜中の野外で聴きたいんだよな。
 
 
 
23  Kikagaku Moyo / House in the Tall Grass
 
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国内より海外の方が知名度高い(のか?)東京のサイケデリックロックバンドの新作。今夜もよなよな幾何学模様でゆらゆら…
 
 
 
22  Iamthemorning / Lighthouse
 
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ロシアのチェンバー/プログレバンドの新作は息を呑むような美しさ。物悲しさが漂うクラシカルな音像は素晴らしいの一言。Marjana Semkina嬢の声は凛としつつも可愛さがあってベリーキュート。
 
 
 
21  The high Llamas / Here Come The Rattling Trees
 
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The High Llamasの音楽のゆったりとした時間の流れが心底好きだ。『Beet,Maize & Corn』以降の路線を継続しつつ音は『Cold and Bouncy』あたりのふんわり浮遊感を取り戻している。"音楽に疲れた耳"を優しく癒してくれるリラクゼーション27分コース。
 
 
 
20  Nada Surf / You Know Who You Are
 
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ここ10年のナダサーフにハズレなし。今作もグッドメロディの宝庫。今作聴き終えたら旧作聴き直したくなるしそしたら再度今作聴きたくなるしそしたらまた旧作そしたら今作旧作今作旧作…
 
 
 
19  Bob Dylan / Fallen Angels
 
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前作に続きスタンダードナンバーカバーアルバム。近年のオリジナル作のスウィートな曲(アルバム収録曲の"偶数曲"に多い)が大好きな自分としては大歓迎なメロウさ。ディランのアメリカ音楽史を振り返る旅はまだまだ続く…
 
 
 
18  Gnod / Mirror
 
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PILやMark Stewart and the Maffiaばりに尖っててカッコいいUKバンドの新作。ポストパンクやクラウトロックのいいとこ取り。(ズルいね)
 
 
 
17  Space Raft / Rubicon
 
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パワーポップにサイケをひと匙でクセになる旨味。どことなくSFチックな浮遊感を感じさせる胸キュンサウンド!いちいちこっちの"ツボ"を突いてくる試合巧者ぶりに感心。
 
 
 
16  Cloud Becomes Your Hand / Rest in Fleas
 
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イカれた遊園地みたいな音が楽しいブルックリンの狂騒的アート/エクスペリメンタルロックバンドCBYHの新作。奇妙で複雑な楽曲展開も踊れるポップにまとめ上げていて見事。
  
 
 
15  Nuns / Albeit Tomorrow
 
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オルタナ度100%なNunsの1stフル。比較対象がAnimal Collectiveってなるほどね。「Quinto」って踊り狂わされてしまった👏🏻
 
 
 
14  Andy Shauf / The Party
 
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名門ANTIもほっとけなかった、各方面から大絶賛の嵐フィーバー確変中なソングライター。日曜のお昼〜黄昏どきに公園で愛犬の散歩しながら休日の終わりを名残惜しみつつしんみり聴きたい。
 
 
 
13  Kalan Ya Heidi / kemuri
 
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聴き手に寄り添うでもなく、かと言って突き放すわけでもない天性のバランス感覚を備えた福岡のグループが作り出した素敵なポップ万華鏡。「磁気のあらし」にはビートルズとの予期せぬ出会いが。
 
 
 
12  Ital Tek / Hollowed
 
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今年もPlanet Muは絶好調!Ital Tekの新作は神々しさすら漂う珠玉の電子音楽。(同じレーベルのVenetian Snares『Traditional Synthesizer Music』もオススメ)
 
 
 
11  Belker / Geen Toerist Meer (cassette editie)
 
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うっとりするよな白昼夢感。The Beach BoysThe High Llamasの雰囲気がほどよく漂うソフトでポップでドリーミーでどこまでも心地よい素敵音楽集。
 
 
 
 
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安定して全曲良い、間違いなく充実期に入っているなと感じるキャリア屈指の良盤。今作の『力強くも程よくリラックスしたWeezer節』の数々に思わず笑顔。
 
 
 
9  Moe and Ghosts × 空間現代 / Rap Phenomenon
 
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"冷凍都市の暮らし"的鋭利で複雑なファンクサウンドで体を揺らし萌のイカしたラップでクールな高揚感を味わえるベストコラボレーションな最高にカッコいいアルバム。
 
 
 
8  Oranssi Pazuzu / Värähtelijä
 
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完璧にカッコ良いブラックメタル+完璧にトリップできるサイケデリックロック=Oranssi Pazuzu。爆音「Vasemman käden hierarkia」で昇天南無阿弥陀
 
 
 
7  Western Skies Motel / Settlers
 
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タイムスリップ気分。古いフィルムを観ているかのような。デンマークのWSMは全編インストながら歌詞がある以上の物語性を感じさせる。物悲しさを漂わせるアルペジオが沁みる。
 
 
 
6  Lushlife & CSLSX / Ritualize
 
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 前作『Plateau Vision』でハマりまくって個人的にすごい楽しみにしていたLushlifeの新譜はAriel Pink、Killer Mike(Run the Jewels)、今年リリースのアルバムも良かったRJD2などが参加と俺得要素てんこ盛り。
 
 
 
5  Andy Stott / Too Many Voices
 
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先行曲の時点でゾワゾワきてたけどアルバム通して聴くと繊細かつ奇妙な歪みっぷりがキマってるAndy Stottの新作。毎回モノトーンで統一してくる"普通の写真なのにすごく変に見える"ジャケも素敵。(こんなのが上位になっちゃうあたり自分の性格の暗さが表れてて落ち込みますね)
 
 
 
4  Carl Eaton / Rise
 
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きっとこれを「70年代にひっそりリリースされた知る人ぞ知る隠れた名盤」って紹介されてもすんなり信じてしまうくらい"シンガーソングライター黄金期名盤群"の香り。なんとなくElvis Costelloっぽく聴こえる声もたまんない。あの頃の音楽に胸ときめいていた人も、そうでない人もぜひ。
 
 
 
3  Graham Nash / This Path Tonight
 
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CSNYの"N"ことGraham Nash14年ぶりのアルバム。なんせロックレジェンド群雄割拠の時代の生き証人である。熟成させたワインのように人を酔わせ、ロックの秘孔を突きまくる匠の技を堪能。
 
 
 
2  Subtle Control / Vol.02
 
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井上陽介氏の作る音楽には日本語詞より英語詞の方が合うと個人的には思っているので、昨年出たTurntable Filmsの『Small Town Talk』もかなり聴き込んだがこのソロアルバムの方がより心に沁みる。また長く愛聴出来そうな良盤。
 
 
 
1  Mutual Benefit / Skip a Sinking Stone
 
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いったいどんな人生を歩んだらこんな美しい音楽が作れるんだ……控えめだけど流麗な音空間にささやかな幸せを感じる。ほんのひと時でも世の中の煩わしい事は忘れて、Mutual Benefitの音を肴に一献。
 
 
 
 
おまけで上半期ベストシングルは
Ethan Burns / Homeward
 
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以上です。まだ6月中に発売予定のアルバムで楽しみにしてるもの(DJ ShadowとかThe Explorers Clubとか…)残ってますがとりあえずこれで一区切りで。
それではまた!下半期ベストもやれるといいな、と思います(ぺこり)